シマノ編
ギアのシマノ、変速機のシマノ(これは自転車)。シマノといえば精密でマシンの精度や品質は申し分なし。
ベイトリールのDCブレーキはシマノ独自のブレーキシステム。他メーカーの追随を許さない。
スピニングリールは最高峰モデル・ステラが君臨し、4年ごとのモデルチェンジが話題となっている。また、王様こと村田基の影響が強く、アンタレスとステラに関してはほぼ村田基モデルと言っても過言ではない。
近年では脱・村田基を図っているのか、ベイトリールのナロースプール化とボディの小型化が進んでいるような気がする。バスプロがリールの監修をすることが増えたためか、バス専用モデルの台頭が目立つ。
シマノは「永遠に変わらない巻き心地」をコンセプトに、より精密かつ高強度の内部機構を設計している。確かに、全くガタの無いヌルヌルした巻き心地は一度味わうと癖になる。
が、それはもろ刃の剣でもある。少しのズレが不快なほどのガタつき感を生むことだってある。個人的にはマイクロモジュールギアが入ったことによってガタつきが非常に目立つようになったと感じている。
おっと、あんまり批判的なことばかり書きすぎるとシマノに怒られそうなのでこの辺にしておこう。
ぶっちゃけシマノのお買い得モデルはステラでもツインパワーでもない。
というと語弊があるので、金銭的に余裕がある人はステラやツインパワーがお買い得である。
平均的なサラリーマン目線で考えると、リール1台に3万も4万もかけていられない。
となると、自ずと価格帯は1万円台がメインになる。
特におすすめするのが以下のモデル。
【ベイト】
・SLXシリーズ
・スコーピオン150シリーズ
【スピニング】
・ナスキー
・アルテグラ
まずベイトのSLX。これは自分自身でも持っているリール。
*シマノ公式HPより引用
ちなみに70HGを使用。12lbが100mと糸巻量は少な目。
どちらかというとライトライン・近距離キャスト向きである。
自分は14lbか16lbメインで巻いているが、非常に軽快に飛ぶリールだと思う。
これを使っているときはバスがメインなので汎用性の高さが気に入っている。
以前、スコーピオン1000というリールがあったが、どことなくそれに近いものを感じる。
明らかにSLXのほうが性能は上であるが。
しかも恐ろしいことに、SLXはDCブレーキ搭載モデルも存在する。
SLXDCである。
やや残念なのが、糸巻量16lb.100mは欲しかった。なんせ飛ぶリールなんで。
DCモデルだけでもせめて上記のラインキャパがあっても良いのではないだろうか?
他、SLXBFSというベイトフィネス専用モデルまでラインナップし、向かうところ敵なしの状態だ。
こちらは渓流のベイトフィネスというより、バスのベイトフィネスオンリーと考えてもらったほうが良いと思う。
そして伝説のスコーピオンである。あくまでもスコーピオンMGLの150番台の話で、小型のスコーピオン70シリーズではないのでお間違いなく。
とにかく汎用性と剛性、ラインキャパ、飛距離と全てにおいて平均以上の働きをしてくれる。特におすすめなのが150のXG。この価格帯でXGギアで16lbが100m巻けるリールはそんなに無い。とにかく潰しが効くリールなのである。個人的にはアンタレスよりも好き(笑)。独特のスコーピオンレッドは賛否あるだろうが、やはり子供のころに憧れたスコーピオンは特別なのである。